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特定技能在留外国人数_2019年12月末現在

最終更新日

出入国在留管理庁のホームページにおいて、2019年12月末現在の在留資格「特定技能1号」在留外国人数が公表されました。

2019年12月末現在の「特定技能1号」在留外国人数は、1,621人です。
内、技能実習ルートは1,486人(92%)、技能実習ルート以外は135人(8%)です。
ほとんどが技能実習ルートとなっています。日本国内やアジア各地で試験が拡充されてきてはいますが、今後もこの傾向は続くと思われます。新たに外国人材を3年以上の業務経験者として雇用するよりも、以前受け入れていた技能実習生の中でも優秀な人であれば、会社のことをよく理解しており、日本語でのコミュニケーションも十分でき、大抵の作業が質・量ともによくできるということが主な理由であると考えます。

技能実習ルート以外の内、115人(外食100人、宿泊15人)が試験ルート、1人(自動車整備)が検定ルート(技能検定3級)、19人(介護)がEPA介護福祉士候補者ルートです(EPA介護福祉士候補者として4年間就労・研修に適切に従事したと認められる者)。

宿泊業※は、2020年2月25日にようやく追加された技能実習2号移行対象職種の「宿泊」に該当しますが、まだ追加されたばかりであり、技能実習2号を良好に修了した者が存在しないため、試験ルート等しか方法はありません。
外食業は、技能実習2号移行対象職種の「医療・福祉施設給食製造」に該当しますが、この職種は2018年11月に追加されたばかりであり、技能実習2号を良好に修了した者が存在しないため、試験ルート等しか方法はありません。
介護や航空(空港グランドハンドリング)についても、2017年11月に追加されたばかりであり、技能実習2号を良好に修了した者が存在しないため、試験ルート等しか方法はありません。

※宿泊業:技能実習2号移行対象職種に追加される予定ということで、2019年5月に宿泊(接客・衛生管理作業)の追加に係るパブリックコメントが公表されていましたが、長い間対象職種追加に至りませんでした。ようやく2020年2月25日に結果が公示され、対象職種に追加されました。

参考

技能実習「宿泊」に係るパブリックコメント(結果公示案件詳細)
表示されない場合は、以下でご確認ください。
パブリックコメント(全ての案件)
検索ボックス(「キーワードで絞り込む」の箇所)に、495190047を入れて検索してください。

宿泊業技能試験センター

外国人介護人材受入れの仕組み

1.国籍別人数

ベトナム 901人(56%)
インドネシア 189人(12%)
フィリピン 111人(7%)
ミャンマー 100人(6%)
中国 100人(6%)
カンボジア 94人(6%)
タイ 79人(5%)
ネパール人 18人(1%)
その他 29人※(2%)

※その他29人(韓国6人、台湾6人、ラオス5人、スリランカ5人、モンゴル2人、バングラデシュ2人、イタリア1人、チリ1人、インド1人)

2.分野別人数

飲食料品製造業 557人(34%)
農業 292人(18%)
産業機械製造業 198人(12%)
素形材産業 193人(12%)
建設 107人(7%)
外食業 100人(6%) →すべて試験ルート
造船・舶用工業 58人(4%)
電気・電子情報関連産業 38人(2%)
漁業 21人(1%)
介護 19人(1%) →すべてEPA介護福祉士候補者ルート
宿泊 15人(1%) →すべて試験ルート
ビルクリーニング 13人(1%)
自動車整備 10人(1%) →1人は検定ルート
航空 0人(0%)

3.都道府県別人数

(30人以上在留の上位20都道府県のみ記載)
現状では、ほぼ大都市圏に集中しているようです。右は各都道府県の主な特定産業分野です。
※飲食:飲食料品製造業、造船:造船・舶用工業、電気・電子:電気・電子情報関連産業

愛知 127人 (8%) 素形材(43%)、産業機械、飲食
埼玉 112人 (7%) 飲食(73%)
大阪 103人 (6%) 産業機械(38%)、素形材、外食、建設
東京 94人 (6%) 外食(43%)、飲食、建設
群馬 86人 (5%) 飲食(49%)、産業機械
北海道 85人 (5%) 農業(56%)、飲食
千葉 80人 (5%) 飲食(34%)、農業、素形材
茨城 77人 (5%) 飲食(52%)、農業、素形材
広島 73人 (5%) 飲食、造船、漁業
福岡 69人 (4%) 飲食(49%)、産業機械、農業
岐阜 62人 (4%) 素形材(63%)、産業機械、農業
神奈川 59人 (4%) 飲食(44%)、建設、産業機械、外食
兵庫 50人 (3%) 産業機械(50%)、飲食
香川 47人(3%) 飲食(57%)、農業、建設
栃木 42人(3%) 飲食(64%)、農業、素形材
長野 41人(3%) 飲食(51%)、農業、産業機械
熊本 41人(3%) 農業(71%)、造船
長崎 40人(2%) 造船(60%)、農業(40%)
三重 38人(2%) 電気・電子(29%)、素形材、産業機械
静岡 32人(2%) 飲食(34%)、農業、産業機械

4.年齢・男女別

18~29歳が7割、30代が3割となっています。男女の割合はほぼ同じですが、18~29歳では女性がやや多く、30代では男性が多くなっています。
また、農業と飲食料品製造業では女性の割合が多くなっています。

総数 1,621人
男 844人(52%)
女 777人(48%)

18歳~29歳
総数 1,144人(71%)
男 542人(47%)
女 602人(53%) 女性がやや多い

30歳~39歳
総数 439人(27%)
男 276人(63%) 男性が多い
女 163人(27%)

40歳~49歳
総数 38人(2%)
男 26人(68%)
女 12人(32%)

5.業務区分別人数

(業務区分が複数ある特定産業分野で、主な業務区分のみ記載)
素形材産業、産業機械製造業、造船・舶用工業分野では、溶接が目立ちます。農業では耕種農業が多くなっています。

製造3分野
・素形材産業 総数 193人
溶接 56人(29%)
ダイカスト 36人 (19%)
金属プレス加工 30人 (16%)
鋳造 23人 (12%)
機械加工 13人 (7%)
塗装 11人 (6%)
めっき 8人 (4%)
工場板金 7人 (4%)

・産業機械製造業 総数 198人
溶接 82人 (41%)
金属プレス加工 26人 (13%)
機械加工 23人 (12%)
電子機器組立て 14人 (7%)
プラスチック成形 11人 (6%)
塗装 11人 (6%)
鋳造 10人 (5%)
鉄工 10人 (5%)

・電気・電子情報関連産業 総数 38人
電子機器組立て 26人 (68%)

建設 総数 107人
建設機械施工 30人 (28%)
鉄筋施工 22人 (21%)
内装仕上げ 19人 (18%)
型枠施工 16人 (15%)
コンクリート圧送 12人 (11%)

造船・舶用工業 総数 58人
溶接 50人 (86%)
塗装 5人 (9%)
鉄工 3人 (5%)

農業 総数 292人
耕種農業 226人 (77%)
畜産農業 66人 (23%)

漁業 総数 21人
養殖業 15人 (71%)
漁業 6人 (29%)

 

参考
法務省出入国在留管理庁:特定技能在留外国人数の公表

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