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特定技能在留外国人数_2020年3月末現在

最終更新日

出入国在留管理庁のホームページにおいて、2020年3月末現在の在留資格「特定技能1号」在留外国人数が公表されました。
出入国在留管理庁:特定技能在留外国人数の公表

2020年3月末現在の「特定技能1号」在留外国人数は、3,987人です。
内、技能実習ルートは3,663人(92%)、技能実習ルート以外は324人(8%)です。
ほとんどが技能実習ルートとなっています。日本国内やアジア各地で試験が拡充されてきてはいますが、今後もこの傾向は続くと思われます。新たに外国人材を3年以上の業務経験者として雇用するよりも、以前受け入れていた技能実習生の中でも優秀な人であれば、会社に慣れており、よく理解しており、日本語でのコミュニケーションも十分でき、大抵の作業が質・量ともによくでき、余計な労力が必要ないということが主な理由であると考えます。

技能実習ルート以外の内、281人(介護14人、宿泊19人、飲食料品製造2人、外食246人)が試験ルート、1人(自動車整備)が検定ルート(技能検定3級)、42人(介護)がEPA介護福祉士候補者ルートです(EPA介護福祉士候補者として4年間就労・研修に適切に従事したと認められる者)。

宿泊業※は、2020年2月25日にようやく追加された技能実習2号移行対象職種の「宿泊」に該当しますが、まだ追加されたばかりであり、技能実習2号を良好に修了した者が存在しないため、試験ルートしか方法はありません。
外食業は、技能実習2号移行対象職種の「医療・福祉施設給食製造」に該当しますが、この職種は2018年11月に追加されたばかりであり、技能実習2号を良好に修了した者が存在しないため、試験ルートしか方法はありません。
介護や航空(空港グランドハンドリング)についても、2017年11月に追加されたばかりであり、技能実習2号を良好に修了した者が存在しないため、現時点では、試験ルート等しか方法はありません。

宿泊業技能試験センター

外国人介護人材受入れの仕組み

1.国籍別人数

ベトナム 2,316人(58%)
インドネシア 456人(11%)
中国 331人(8%)
フィリピン 235人(6%)
ミャンマー 216人(5%)
カンボジア 198人(5%)
タイ 125人(3%)
ネパール人 25人(1%)
その他 85人※(2%)

※その他85人(ブータン1、バングラデシュ3、スリランカ21、台湾21、インド1、韓国16、ラオス7、マレーシア1、モンゴル6、イタリア4、カザフスタン1、スペイン1、アメリカ1、チリ1)

2.分野別人数

飲食料品製造業 1,402人(35%)内、2人だけが試験ルート
農業 686人(17%)
素形材産業 437人(11%)
産業機械製造業 428人(11%)
建設 267人(7%)
外食業 246人(6%)全員が試験ルート
電気・電子情報関連産業 184人(5%)
造船・舶用工業 156人(4%)
介護 56人(1%)内、14人が試験ルート、42人がEPA介護福祉士候補者ルート
漁業 42人(1%)
自動車整備 37人(1%)内、1人だけが検定ルート(技能検定3級)
ビルクリーニング 27人(1%)
宿泊 19人(0.5%)全員が試験ルート
航空 0人 (0%)

相変わらず航空は0人です。

3.都道府県別人数

(100人以上在留の上位15都道府県のみ記載。上位15都道府県だけで70%以上となります。)
現状では、ほぼ大都市圏に集中しているようです。右は各都道府県の主な特定産業分野です。
※飲食:飲食料品製造業

愛知 337人 (8%) 素形材(38%)
千葉 298人 (7%) 飲食(49%)
東京 259人 (6%) 飲食(44%)
埼玉 238人 (6%) 飲食(60%)
福岡 228人 (6%) 飲食(52%)
茨城 220人 (6%) 飲食(40%)
大阪 188人 (5%) 産業機械(32%)
群馬 169人 (4%) 飲食(47%)
広島 169人 (4%) 飲食(23%)
北海道 142人 (4%) 農業(47%)
静岡 140人 (4%) 飲食(51%)
神奈川 139人 (4%) 飲食(47%)
熊本 114人 (3%) 農業(58%)
兵庫 111人(3%) 産業機械(29%)
岐阜 110人(3%) 素形材(42%)

4.年齢・男女別

18~29歳が7割、30代が3割となっています。男女の割合はほぼ同じですが、18~29歳では女性がやや多く、30代では男性が多くなっています。
また、介護、ビルクリーニング、電気・電子情報関連産業、宿泊、農業、飲食料品製造業では女性の割合が多くなっています。

総数 3,987人
男 2,085人(52%) 男性がやや多い
女 1,902人(48%)

18歳~29歳
総数 2,764人(69%) 29歳までの若者が約7割
男 1,333人(48%)
女 1,431人(52%) 女性がやや多い

30歳~39歳
総数 1,110人(28%) 約3割は30代
男 680人(61%) 男性が多い
女 430人(29%)

40歳~49歳
総数 109人(3%)
男 71人(65%)
女 38人(35%)

50歳以上
総数 4人(0%)
男 1人(25%)
女 3人(75%)

5.業務区分別人数

(業務区分が複数ある特定産業分野で、主な業務区分のみ記載)
素形材産業、産業機械製造業、造船・舶用工業分野では、溶接が目立ちます。農業では耕種農業が多くなっています。

製造3分野
・素形材産業 総数 437人
溶接 149人(34%)
金属プレス 78人 (18%)
金属プレス加工 43人 (10%)

・産業機械製造業 総数 428人
溶接 134人 (31%)
機械加工 63人 (15%)
金属プレス 52人 (12%)

・電気・電子情報関連産業 総数 184人
電子機器組立て 78人 (42%)

建設 総数 267人
建設機械施工 88人 (33%)
鉄筋施工 59人 (22%)
型枠施工 39人 (15%)
左官 27人 (10%)
内装仕上げ 27人 (10%)

造船・舶用工業 総数 156人
溶接 142人 (91%)
塗装 10 (6%)
鉄工 4人 (3%)

農業 総数 686人
耕種農業 541人 (79%)
畜産農業 145人 (21%)

漁業 総数 42人
養殖業 33人 (79%)
漁業 9人 (21%)

 

参考
法務省出入国在留管理庁:特定技能在留外国人数の公表

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